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20.11.2025
22 Minuten
早稲大学 文学学術院
の田中雅史准教授をゲストにお届けするシリーズの後編では、先生の研究の原点となった自身の音楽体験と、「なぜ人によって好きな音楽は違うのだろう?」という素朴な好奇心が、どのようにして音楽心理学から鳥の研究、そして最先端の科学へと繋がっていったのか、その探求の軌跡を辿ります。
全く異なる種である鳥と人間。彼らが文化を学び、伝えていくプロセスには「模倣」という驚くべき共通点がありました。小鳥たちのさえずりをヒントに脳の仕組みを覗き見ることは、人間社会がどのように形作られてきたのか、その根源を理解することに繋がります。
タイトルが示す「答え」の先に広がるのは、純粋な好奇心こそが価値を持つという発見です。あなたの「知りたい」に火がつく、学問本来の熱量をお届けします。
書き起こしは
https://www.waseda.jp/top/news/115270
をご覧ください。
ゲスト:田中 雅史
2008年に東京大学文学部を卒業後、東京大学大学院人文社会系研究科で、網膜における側抑制の動作メカニズムについて研究し、2013年に博士(心理学)を取得。その後、アメリカのデューク大学医学部では、博士研究員として、鳥が歌を模倣するときに働く神経回路を探究した。2018年に帰国し、東北大学生命科学研究科の助教を経て、2020年に本学文学学術院へ専任講師として着任。現在は人を対象とした研究にも射程を広げ、音楽や鳥の歌がもつ不思議な魅力について研究しようとしている。
ホスト:城谷 和代研究戦略センター准教授。専門は研究推進、地球科学・環境科学。
2006年早稲田大学教育学部理学科地球科学専修卒業、2011年 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了
博士(理学)、2011年 産業技術総合研究所地質調査総合センター研究員、2015年
神戸大学学術研究推進機構学術研究推進室(URA)特命講師、2023年4 月から現職。
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13.11.2025
24 Minuten
今回と次回の2回にわたって、早稲田大学 文学学術院
の田中雅史准教授をゲストに、「鳥の歌から読み解く、文化の起源と行く末」をテーマにお届けします。
ご専門は鳥の歌を手がかりに文化が世代間で伝わる脳の仕組みを探る神経科学。その研究は、科学雑誌『Nature』に掲載されるなど、国際的にも高く評価されています。
実は、鳥の社会にも存在する、親から子へと歌い継がれる”方言”や、求愛のための”デュエット”。
前半では、こうした鳥たちのコミュニケーションを手がかりに、私たちの「学び」のメカニズムを紐解きます。憧れの相手の言葉が心に響くのも、鳥の歌の学習に隠されていました。鍵を握るのは「社会的な絆」と脳内物質「ドーパミン」。身近な鳥のさえずりから、人間社会の根源に迫ります。
書き起こしは
https://www.waseda.jp/top/other/115079
をご覧ください。
ゲスト:田中 雅史
2008年に東京大学文学部を卒業後、東京大学大学院人文社会系研究科で、網膜における側抑制の動作メカニズムについて研究し、2013年に博士(心理学)を取得。その後、アメリカのデューク大学医学部では、博士研究員として、鳥が歌を模倣するときに働く神経回路を探究した。2018年に帰国し、東北大学生命科学研究科の助教を経て、2020年に本学文学学術院へ専任講師として着任。現在は人を対象とした研究にも射程を広げ、音楽や鳥の歌がもつ不思議な魅力について研究しようとしている。
ホスト:城谷 和代研究戦略センター准教授。専門は研究推進、地球科学・環境科学。
2006年早稲田大学教育学部理学科地球科学専修卒業、2011年 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了
博士(理学)、2011年 産業技術総合研究所地質調査総合センター研究員、2015年
神戸大学学術研究推進機構学術研究推進室(URA)特命講師、2023年4 月から現職。
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25.09.2025
32 Minuten
法学学術院の肥塚肇雄教授をゲストに「法のフロンティア:AI社会の「安全網」を設計する
~保険と賠償の未来~」をテーマにお届けします。
肥塚教授は、小豆島での自動車の自動運転や、医薬品のドローンの配送の実験など、これまでにも数々の先端科学技術を社会に導入するための実験に関わりながら、保険法の研究者としてのキャリアを歩まれました。
後編では、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)やスマートシティ構想に触れながら安心安全を担保し最先端技術を社会に実装するために未来で浮上する新たなリスクにどう向き合うか、具体的な保険構想を交えて語ります。
ゲスト:肥塚肇雄
1984年中央大学法学部卒業。早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。香川大学法学部助教授・教授、放送大学客員教授、明治大学自動運転社会総合研究所客員研究員などを経て、2023年より早稲田大学法学学術院・法学部教授(任期付)。専門は保険法・交通法・自動運転関連法。日本保険学会理事長、国際保険法学会(AIDA)理事、日本交通法学会理事、公益財団法人交通事故紛争処理センター判例調査専門委員、日本賠償科学会監事などを歴任。自動運転・遠隔医療に関する法的課題にも精通。著書:『保険法講義(第3版)』(弘文堂、2024)、『交通損害の法実務と課題』(有斐閣、2022)、『自動運転と法』(共編著、商事法務、2020)
ホスト:島岡未来子
研究戦略センター教授。専門は研究戦略・評価、非営利組織経営、協働ガバナンス、起業家精神教育。2013年早稲田大学公共経営研究科博士課程修了、公共経営博士。文部科学省EDGEプログラム、EDGE-NEXTプログラムの採択を受け早稲田大学で実施する「WASEDA-EDGE
人材育成プログラム」の運営に携わり、2019年より事務局長。2021年9月から、早稲田大学研究戦略センター教授。
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18.09.2025
30 Minuten
今回と次回の二回にわたって、早稲田大学法学学術院の肥塚肇雄教授をゲストに、「法のフロンティア:AI社会の「安全網」を設計する
~賠償と保険の未来~」をテーマにお届けします。
「先端科学技術と法」を専門とし、VR空間を活用した“実験する法学”を実践する肥塚教授が、メタバース空間でのハラスメントやなりすまし、デジタル資産の所有権など、いまだ制度が追いついていない課題を明らかにします。
また、かつて幸福や豊かさの象徴だった「所有」という概念が揺らぎ、サービスを利用”する時代へ。この大きな価値観の転換は、私たちの生活の基盤と“安心”のあり方をどう変えていくのか。
テクノロジーの進化が加速する今、未来の社会を支えるルールメイキングの最前線を、法学の視点から紐解きます。
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24.07.2025
27 Minuten
早稲田大学 法学学術院 の水町勇一郎教授をゲストに、
「労働法の羅針盤でひらく 激動時代の働き方」の後編をお届けします。
日本ではなぜ解雇が難しく、異動は容易なのか?後半の今回では、水町先生の研究者としての歩みに触れながら、労働法学の第一人者・水町勇一郎教授が、解雇と異動を切り口に日本型雇用のユニークな仕組みを解き明かします。複雑な法制度をシンプルに解説し、諸外国との比較や働き方改革の裏側にも言及。「労働法は自分の生き方を考えるための教養だ」と語る教授の言葉から、キャリアを見つめ直すヒントを探ります。
書き起こしは以下Webページをご覧ください。
https://www.waseda.jp/top/other/111991
ゲスト:水町勇一郎
1990年東京大学法学部卒業。東北大学法学部助教授、パリ西大学客員教授、ニューヨーク大学ロースクール客員研究員、東京大学社会科学研究所教授などを経て、2024年度より早稲田大学法学学術院・法学部教授。専門は労働法学
働き方改革実現会議議員、新しい資本主義実現会議三位一体労働市場改革分科会委員、規制改革推進会議働き方・人への投資ワーキング・グループ専門委員、労働基準関係法制研究会参集者等を歴任。
著書:『労働法〔第10版〕』(有斐閣、2024)、『詳解
労働法〔第3版〕』(東京大学出版会、2023)、『労働法入門〔新版〕』(岩波書店、2019)
『「社会に出る前に知っておきたい 「働くこと」大全』(KADOKAWA、2025)
ホスト:島岡未来子
研究戦略センター教授。専門は研究戦略・評価、非営利組織経営、協働ガバナンス、起業家精神教育。
2013年早稲田大学公共経営研究科博士課程修了、公共経営博士。文部科学省EDGEプログラム、EDGE-NEXTプログラムの採択を受け早稲田大学で実施する「WASEDA-EDGE
人材育成プログラム」の運営に携わり、2019年より事務局長。2021年9月から、早稲田大学研究戦略センター教授。
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Über diesen Podcast
この番組は、早稲田大学の研究者たちが日々の研究活動を通じて得た深い世界や、社会を理解する視点を広く伝えることを目的としています。
人文科学系、社会科学系の領域を中心に、「知の扉」の手前から扉の向こうへの一歩前進を後押しする、「入門一歩前」を探求します。
学びへの意欲を持続させる社会人、大学院進学を検討する学生、第一線で活躍する研究者など知への好奇心に溢れた方々に向けて、異分野のアプローチから得られる「ひらめき」「セレンディピティ」を通じて、学問や世の中への関心を深めるきっかけを提供します。
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