海外投資家による国債保有の過去最高、その真相とは?
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vor 13 Jahren
2011年12月末時点で、海外投資家の国債保有残高は78兆円と過去最高となりました。一般的には、「欧州債務問題を背景に、相対的な安全資産である日本国債に資金が集まっている」と解釈されているようです。 「安全資産だから海外投資家が日本国債を買っている」ともしあなたが勘違いしているのであれば、大きな落とし穴にはまってしまいますので今回の内容だけは注意して聞いてください! 海外投資家による国債保有の過去最高、その真相とは? 音声ダウンロード(MP3) [3月25日収録] 国債、海外勢の保有最高 昨年末78兆円 、「安全資産」に資金 国内金融機関も600兆円超 [日本経済新聞 3月23日] 日銀が23日発表した2011年10~12月期の資金循環統計(速報)によると、海外投資家の国債保有残高は12月末時点で78兆円と過去最高になった。1年前に比べて37.8%増加した。残高全体に占める割合は8.5%とリーマン・ショック後の2008年9月以来、過去2番目の水準。欧州債務問題を背景に、相対的な安全資産である日本国債に資金が集まった。 10~12月期の期間1年以上の長期国債への資金流入額をみると、国内金融機関の資金流入額は3兆6340億円。海外からの資金流入額は2兆320億円と、国内金融機関には及ばないものの、新規発行額の約4割を占めた。日本の債券市場における外国人の存在感が高まっていることを示している。 国内の金融仲介機関の保有残高も601兆円となり、初めて600兆円を突破した。1年前に比べて2.3%増加した。残高全体に占める割合は65.3%と、依然として高水準が続いている。 家計が保有する金融資産の残高は12月末時点で1483兆円となり、1年前に比べて0.4%減少した。年末比較でのマイナスは08年以来3年ぶり。欧州債務問題を背景とした株安などにより投資性資産の価値が目減りし、株式・出資金や投資信託が2ケタ減となったことが主因。個人向け国債が大量償還を迎えて債券残高が縮小したことも響いた。 一方、家計金融資産のうち、現金・預金残高は前年比2.2%増の839兆円となり、過去最高を更新した。前年比での伸びは5年連続。企業の現金・預金残高も前年比4.6%増の205兆円と、過去3番目の高水準となった。東日本大震災の発生や世界経済の先行き不安などを背景に、個人が自由に引き出して使える預金や現金などを手もとに確保する姿勢を強めたことを反映している。
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