国債暴落に備える邦銀

国債暴落に備える邦銀

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元ヘッジファンドマネジャーの横森一輝が、世界経済・投資に関してあなたの疑問・質問に答えるポッドキャスティング

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vor 12 Jahren
月初に日本国債暴落から『一人逃げ』しようとする ある金融機関についてヘッジファンド丸秘メモのコーナーで お話しましたが、実はその裏づけとなる報道が アメリカで最も有名な『ある』経済新聞で報道されていました。 これで日本国債暴落に備えているしている銀行、 備えない銀行が明らかになりました。 キプロスの預金封鎖では、ペイオフになって 資産を失った銀行、ペイオフを間逃れ預金を 失わずに済んだ銀行がありました。 日本の財政破綻が間近に迫っていますので、 この音声を聞いてあなたの預金を少しでも 安全な銀行に移してください。 国債暴落に備える邦銀 音声ダウンロード(MP3) [6月16日収録]   大手邦銀、日本国債の保有リスクを削減 [ウォールストリートジャーナル 6月15日] 日本の大手銀行の一角が、大量に保有する日本国債のリスクを削減している。日本銀行の異次元緩和による金融市場への影響の兆しが見え始めた。 みずほフィナンシャルグループと三井住友フィナンシャルグループはバランスシート上の「金利リスク」を減らしていることを明らかにした。債券利回りが上昇して国債の価値が下落するリスクを回避するためだ。両行とも数十兆円規模の国債を保有している。 みずほは5月に、10年物国債利回りが1%ポイント上昇すると、融資ポートフォリオで1000億―2000億円の含み損が発生すると述べていた。 両行とも必ずしも国債を大量に売りに出しているというわけではない。そのような事態になれば、銀行のリスクは減っても既に変動の激しい国債市場がさらに混乱するだろう。少なくともみずほはウォール・ストリート・ジャーナルに対し、 金利ヘッジを使って3分の1ほどの金利リスクを減らしている ことを明らかにした。同社の債券保有高は30 兆円で変わりはないという。 だが、この動きは、この数年間、緩やかながらも価格が上昇し続けてきた(利回りは低下)中で、国債のトレーディングから容易に利益を上げてきた国内最大級の銀行の見解が根本的に変化していることを示すものだ。 国債市場は日銀が今年4月に国債買い入れ額を倍増することを発表してから劇的に変化してきた。日銀の狙いの一部には、銀行が国債を手放して資金を融資や投資に振り向け、国内の景気を刺激することもある。 その後、債券市場は大きく変動し巨額の国債ポートフォリオを抱える各銀行が自主的に設けているボラティリティー規則に抵触した。一方で、今後は金利上昇が予想されることで債券価格は頭打ちとなった可能性が高く、国債のトレーディングから容易に利益を得る時代は終わった。日銀のデータによれば、国内の4大銀行は4月に10兆円程度の国債を売却し、4行を合わせた4月末の国債保有高は約96兆円となっている。 三井住友フィナンシャルグループの中核行、三井住友銀行は、大手銀の中でも他行に 先駆けて債券市場環境の変化を考慮し、投資ポートフォリオを変更し始めた。 昨年11月に安倍晋三氏率いる自民党が衆院選で勝利し政権を握るとの見通しが濃厚になってすぐにリスクを再評価し始めたという。 12月に政権を握った安倍首相は、デフレ脱却のためにもっと大胆な緩和策を実行するよう日銀に圧力をかけることを選挙前から明言していた。物価の上昇は金利の上昇と債券価格の下落をもたらす。 三井住友銀行の宮田孝一社長は5月の決算会見で、 同行は債券から外国為替商品や株式指数連動型の金融商品に運用方針を方向転換している と話した。 みずほでは、佐藤康博社長主導で金利リスクに対応するための特別委員会を毎月開いており、さまざまなシナリオを想定して対応策を練っているという。同行幹部がウォール・ストリート・ジャーナルに明らかにした。同行の日本国内外を合わせた債券からの利益は現在、市場部門利益の90%を占めるが、3分の2程度にまで下がるとみているという。 48兆円と最大の国債ポートフォリオを有する三菱UFJフィナンシャルグループは、債券戦略について最も寡黙な態度を取っている。5月の決算会見では、 借り入れ需要が高まれば国債保有高の削減もあり得るが、現行の保有水準を維持すると述べた 。 だが、銀行筋によれば、借入需要が急増する可能性は当面低い。景気回復は緒についたばかりで、政府の景気刺激策もまだ本格的に始動していない。 銀行幹部らは、いったん融資需要が高まり始めれば、政府が重点産業としている農業や医療に加え、海外のインフラ案件を中心に融資する予定だが、それまではたとえ債券保有額を減らすとしてもその資金はおそらく日銀に預けることになるだろうと話す。また、みずほの幹部は、同行の融資が増えたとしても、それが数千億円程度になるとのと見通しを示した。  

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